理想のリンク構造がわかる!いちばんやさしい新しいSEOの教本
SEOでは何が大事なのか?はわかったが、具体的にどうしたら良いのかが分からない。 いちばんやさしい新しいSEOの教本は、 そんな方におすすめの本なのかなと個人的に思いました。 というのも、もちろん初心者向けの内容もあるんですが、結構細かい技術的な内容も多いからです。
私自身、SEOでは何が大事なのかを理解した上で、具体的にどうしたら良いのかをもっと知りたく本書を読みました。
読んだ感想としては、カテゴリ設計を具体的にどうすれば良いのか。つまり、内部のリンク構造をどうしたら良いのか?が1番個人的に学べました。というのも各業界ごとのリンク構成なども例としてあったからです。
また、そのほかにも詳細ページは独自のものを求められるのが、それは重複コンテンツがあるとペナルティを受けるからだということも理解できました。まだまだ細かいところだと学べるところは多いですが、カテゴリ設計をどうしたら良いのかの部分だけすこし紹介したいと思います。
評価が上がる理想のリンク構造
図のように、どのページからみても上下の階層や同列階層へのリンクが設置されている状態が理想です。 なぜなら、検索エンジンもクロールしやすくなり、ユーザにとっても使いやすいページになるからです。
ただ、最初は本当にユーザにとって使いやすいのかが疑問でした。しかし、これを考える際に参考になるのは、本の目次です。このリンク構成は難しく考えるのではなく、本の目次と同じと思えば良いのです。本を読むときも、目次全体が見れて、上の階層、下の階層、同じカテゴリにある項目もみますよね?それを見て「あーこの章はこういうことを言いたいんだな」、「全体としてはこういうことを言いたいんだな」が理解できます。サイトのリンク構造も全く同じだなと本書を読んでて思いました。
次に具体的にどうそのような使いやすいサイト構造にするかを説明します。
理想的なリンク構造の具体的な手法
理想的なリンク構造はどこのページにいても、本のように全体で何をいっているのか?がわかり、各章のようにカテゴリでもどういうことが書かれているのかがわかるようになっているのが理想です。
上記理想のリンク構造にするには、下記の対策を練ると良いです。以下の事を行う事で理想のリンク構造が作れます。
- カテゴリ構造はユーザのニーズがあるもので構成する(検索キーワードのボリュームを加味して構成)
- パンくずリストの設置(=上層にいきやすくします。)
例) 賃貸探し>東京都>港区 - 下層へのリンク(下層に行きやすくする)
東京都を見ている場合だと、目黒区、渋谷区はこちらのように下位層に促します。 - 同列方向のリンク(同層)
例)目黒区以外のエリアから探す 渋谷区、港区、品川区、世田谷区
またカテゴリの並び順は重要視したいページ、検索ニーズの高いカテゴリから配置すると良いです。これも検索エンジンから見てもクロールの順番が早いのと、ユーザにとっても1番見られやすくなるからです。
加えて、東京都港区ペットありの賃貸のように、港区とペットありだけでカテゴリに出来そうなものに対しては、クロスカテゴリという手法で対応したりします。詳細は本書に委ねます。
最後にひとつ注意すべきところでは、リスト一覧では、並び替えなどで重複ページが生み出されやすいです。そのため、canonicalなどを使ってそれが起きないようにしたり、そもそもカテゴリを作らないなどの工夫が必要です。
まとめ
そもそもSEOでは、何をすべきか?はSEOの技術バイブルを読んでわかっていましたが、具体的にどうしたら良いか?特にサイト構造のところでは疑問が残るところもあったので、そう入った意味でもとても参考になりました。
もちろん、初心者の方も抑えておくべきことが、具体的に網羅されているのでおすすめです。ただ、技術よりの本ではあるなと読んでいて思いました。もう少し概念的な本を読みたいのであれば、10年使えるSEOの基本の本がおすすめです。
もちろん初心者も抑えておくべきことがのっているので、本書は一読したほうが良いと思います。
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